繊細で生きづらい方へ。今日から「反応しない練習」を始めて心を軽くしましょう。

「正しく考える」ことでどんな悩みも解決できる『反応しない練習」書評

  

「人の目が気になる」、「自分の発言や行動をいつまでも悔やんでしまう。」・・

そんな悩みに苦しめられていませんか?

  

もしかしてHSP(ハイ・センシティブ・パーソン)かもと思ったり・・。

   

じつはかくいう私もそうなのです。

相手のちょっとした反応で「怒らせてしまったかな、気に障ったかな・・」といつまでも気になってしまいます。

  

そんな悩みを解決しようと色々と本を読みました。

すると『他人は自分が思っているより自分のことを気にしていない。だから気にしすぎなのだ。』と多くの本には書かれています。

『そんな事は分かっている。』『頭では理解できる。』それでも日常生活ではまた気になってしまう。

心が救われることはありませんでした。

  

みなさんはどうですか?

   

もし、私と同じ気持ちの方がいたら、ぜひオススメしたい本があります。

『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていく ブッダの超・合理的な「考え方」』

草薙龍瞬 著

  

私はこの本を読んで、心が軽く、生きやすくなりました。

難しい事はありません。

特別な事はいりません。

ただ、少しばかりこの本の考え方を取り入れてみるだけです。

  

本を読んだその日から実践出来ますので、ぜひ取り入れて今日から楽に生きていきましょう。

  

  

「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解消できる。

それがこの本が我々読者に一番伝えたいことです。

  

具体的に見ていきましょう。

  

私たちが日頃抱える”悩み”。それはどれも”心の反応”から始まっています。

  

例えば、

・心ない相手の態度にイラッとする。

 → 怒りを生む反応

  

・大事な場面で”失敗するかもしれない”とマイナスの想像をしてしまう。

 →不安や緊張を生み出す反応

  

このように心はいつも「反応」しているのです。

そしてその結果「悩み」が生まれます。

   

悩みの始まりには、心がつい動いてしまうこと。つまり「心の反応がある」ということです。

だとすれば、すべての悩みを根本的に解決できる方法は「ムダな反応をしない」ことです。

  

この「ムダな反応をしない」 ー という考えが重要ですので、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。

   

   

「他人の小さなことが目について、不満を感じてしまう」という悩みの正体。

「人に尊敬されるような仕事や地位を」「スキルを磨いてキャリアアップを」といった上昇欲。

「自分は他人より優れている」という優越感やプライド、逆に「自分はダメな人間だと」といった劣等感。

  

これらは「自分を認めて欲しい」という承認欲です。

  

この欲求で外の世界に反応すると。「周りは期待に応えてくれない人間ばかり」だから、不満や物足りなさを感じてしまうのです。

つまり、「他人の小さなことが目について、不満を感じてしまう」という悩みの正体は、「もっと自分を認めて欲しい」という承認欲だったりするのです。

  

ではこの”承認欲”とどう付き合っていけばいいのか?

それは「まず、理解する」ことです。

   

「この不満は、承認欲の不満なのだ。」と心の中で理解する。

承認欲の不満を感じたら、繰り返し「これは承認欲だ。」と言葉で客観的に理解するようにしましょう。

心の中で呟くだけで大丈夫です。

そうすると不思議と「反応」が静まっていくのです。 

  

  

妄想を上手にリセットする。

「あれこれと、つい余計なことを考えてしまう」

「落ち着いて物事に取り組めない」

  

これらの悩みの理由は「妄想」にあります。

   

「この先どうなるのだろう」不意に不安に駆られたり、悲しい過去を振り返って落ち込んでしまったりという心境も「妄想」です。

そんな「妄想」から解放されるには「ムダな妄想はリセット」することです。

  

やる事は簡単。

  

「今、妄想している」と客観的に言葉で確認するのです。

先ほどの”承認欲”と同じですね。

  

心の中で「妄想している」「妄想している」と何度も呟くのです。

それだけでスッと心が軽くなっていくのを感じられるはずです。

  

それでもまだスッキリしないという場合は、「カラダの感覚を意識する」ということをやってみてください。

なぜなら悩みはいつも「心の内側に」に生じます。

だから悩みを抜けるには「心の外」にあるカラダの感覚に意識を向けることが良いのです。

  

具体的には歩いているなら、足裏で地面を踏んでいる、蹴っている感覚に意識を向ける。

立っているなら息を吸う、吐くことによるお腹のふくらみ、縮みに意識を向ける。

  

そんな簡単なことで良いのです。

  

  

困った相手と「どう関わるか」。

それは相手のことを「判断」しないこと。

  

マイナスの感情が湧いたとき、相手のことをやたら「判断」したがるものです。

「なんて嫌な人だ。」

「自分勝手な人だ。」といった具合に。

   

たしかにこうした判断は一理あるのですが、「しなくていい判断は、しないほうがいい。」

  

人間にとって一番大切なのは「心に苦悩を溜めない」こと。

   

どんな幸福感も苦悩(という反応)によって、いつも台無しになってします。

なので、苦しみを引きずることになる相手への判断もないほうが良いのです。

   

もう一つ困った相手と関わるときに大事なことは、過去は「忘れる」ということ。

  

例えば、相手と言い争ったとします。

最初の「怒り」の対象は「相手」かもしれません。

しかしその場を離れてもなお、相手のことが頭から離れず、イライラしているとしたら、その原因は「相手」ではありません。

  

自分の中の「記憶」なのです。

過去を思い出して、「記憶」に反応して、新しい怒りを生んでいる。

それがいつまでも怒りが消えない本当の理由です。

  

その怒りに実は「相手は関係がない」のです。

   

相手と別れてもなお腹が立って止まらないときは、「これはただの記憶」「反応している自分がいる(相手は関係がない)」と冷静に理解して、感情を静めるように心がけましょう。

「記憶は記憶。思い出しても反応しない。」ことです。

   

  

まとめ

さて、ここまで「反応しない練習」の中でも私を含めた繊細で生きづらい人に刺さるのではないかと思う項目をピックアップしてみました。

  

最後にまとめておきましょう。

・最も大事なことは「ムダな反応をしないこと。」
 反応せずに理解する。
・「他人の小さなことが目について、不満を感じてしまう」という悩みの正体は、承認欲求。
この感情は「承認欲求によるものだ。」と繰り返し言葉にして理解しよう。そうするとすっと心が軽くなる。
・「妄想」はリセットする。
承認欲と同じく、「今、妄想」していると何度も繰り返し言葉にして理解する。
・記憶は記憶。思い出しても反応しない。
イライラすることがあって、その場を離れてもなお、イライラしているとしたら、それは記憶に反応している。相手は関係がない。

    

とにかく何かでモヤモヤした時は、「反応しているな。」と思うことです。

そして「妄想している。」と心の中で何度も呟きましょう。

    

それだけで不思議と本当にスッと悩みが消えていく感覚があるのです。

私もこれで本当に救われました。

  

   

  

終わりに

さて、「反応しない練習」の書評ということでいくつか内容をピックアップしてみました。

本書にはこれだけでなく、

「もう較べない。自分のモノゴトに集中!」や「「正しく競争する」など、ブッダの考え方から得られるものがたくさん書かれています。

kindleでも読めますので気になった方、役に立ちそうだと思った方はぜひ手にとってみてください。

そして、「反応しない」生き方で心を楽にしましょう!

それでは。

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